平成26年9月30日
MPLAB Harmony
CPUコア部分の動作にメドが立ったので、次はライブラリを移植します。
- 自作ライブラリは大きくはハードウェア関連とソフトウェアのみの実装に分かれます。
- ハードウェアのドライバ部分は下位のPICと互換性のあるもののみ、部分的な修正を加えます。
- ソフトウェアライブラリは、大半がヘッダーファイルを書き換えてコンパイルする程度の変更で動作します。
- 他社製作のプログラムは多くがサンプルプログラムとなっているので、使用するXC32 Cコンパイラに合わせてライブラリプロジェクトに仕立て直します。
で、最新のライブラリをダウンロードしようとマイクロチップ社のHPに行くと、PIC32用のライブラリはそれ以外のPICとは異なるMPLAB Harmonyなるものになっています。
従来のライブラリは全てではないと思いますがPIC16からPIC32までの多くが共通のライブラリでした。おかげで条件マクロが多用され非常に読みにくいソースプログラムとなっていたことを思うと、PIC32専用となったのは歓迎すべきです。
従来のライブラリが無くなった訳ではないようですが、少なくとも今後のPIC32用ライブラリの主力はこちらに移るのは目に見えています。
今後を考えるとMPLAB Harmonyを採用するのが順当でしょう。
苦労してPIC24FでUSBライブラリを組み直したのですが、PIC32では再度同じ作業が必要になります。
そこで、このプログラムについて調べ始めたのですが、かなり大変です。ざっとネット上の書き込みを探してもまだまだこれから採用されていく段階のようです。どうやらプロジェクトの雛形を自動で生成してくれるようです。
参考になる文書としてはヘルプファイルがあります。当然、全て英文で5,000ページを超える巨大なものです。日本語への翻訳はまだ出来ていない様子です。
まずは、MPLAB Harmonyの概要から調べていくことになります。やれやれ。