平成27年10月 7日
二ヶ月近くもHPの更新を怠ってしまいました。この間に何もしなかったのではなく、むしろあちこちに手を広げすぎて上手くまとめられない状況に陥っていました。
ある程度全体像も見えてきたので、順次備忘録として記録していきます。
汎用の高速シリアル通信機能(6) デバッグ方法の検討
本来は通信方法のエラー発生時について続きを書いていくべきなのですが、あまりにも時間が空きすぎたので記憶が定かではない状態です。思い出す努力をする前に今、頭にあることを先に記録した方が安全です。このため、話が飛んでしまいますが、これまで進めてきたデバッグ方法の検討について先に書いていきます。
今までのデバッグではオプティマイズ社のPIC32ボードを使用していました。USARTが2CHまでは直接基板に電線を半田付けできるのですが、3CH以上になるとどうしてもドライバICを接続する必要があります。ブレッドボード上でも出来なくはないのですが、配線状態が非常に不安定になります。配線量もそれなりに多いのでデバッグも大変になります。
ブレッドボードでのデバッグを考えるならDIPパッケージのPIC32を使用することを考える方が有利ですが、後から実験したいと思ったときまでブレッドボードを占有させておくのは困難です。他の用途でブレッドボード上の配線をバラしてしまうでしょう。通信に関しては細かなタイミングやタスクの増減などで動作検証が必要になることが良くあります。結果的に通信が悪くないことも多いのですが、検証できる環境が常に手元にあるのは非常に魅力的です。
このため、実験用の基板を新規に作ることにしました。
最近は非常に安価な価格で基板を作ってくれる業者があり、このような実験用途では非常に重宝します。
どうせ基板を起こすのであれば、他にも幾つかやってみたいことを一緒に回路に押し込んで基板化します。
追加する機能については本題とは関係が薄いのですが、システム製品を作る上では必要です。
次回以降順番に内容を記録していきます。