スパイス  組み込み制御装置の受注製作

モニタプログラムを移植する
 平成26年3月31日

インテルHEXフォーマット

 インテルHEXフォーマットに関してはこちらに詳しい説明があります

少し分かりにくいのは、16ビットCPU以降をサポートするため、レコードタイプとしてアドレス指定の方法が追加されています。z80は16ビットアドレスですので、これらの機能は必要ないと思われます。確認のために使用するCコンパイラでHEXファイルを出力し、実際に使用されているレコードタイプのみを実装します。

 下記はガイアCコンパイラ付属のサンプルプロジェクトのHEXファイルの一部です。

:20000000215881F93E00114C80210C00010000B7ED4A28080B1213B7ED4A20F921380211E3
:130020000080014C0078B12805EDA0EA2900CD330018FEF4


 一行目の意味は
 ・20:(この行での)データ長は0x20(32)バイト
 ・0000:開始アドレスは0x0000
 ・00:データレコード
 ・以降の64バイトはデータ
 ・最後の2バイトがチェックサム

 二行目の意味は
 ・13:(この行での)データ長は0x13(19)バイト
 ・0020:開始アドレスは0x0020
 ・00:データレコード
 ・以降の38バイトはデータ
 ・最後の2バイトがチェックサム

となり、一行毎に処理できることが分かります。


 予想通り使用されているレコードタイプは00(データタイプ)と01(レコード終了)のみです。

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